完全な校正を行うには、次の手順が必要です。
まず、清浄水を使ってゼロ校正を行います。次いで、サンプルを採取します。採取したサンプルを分析室で測定した後、濃度計のスパンをその測定値に合わせます。
センサーの光学的窓がきれいで傷が付いていない限り、頻繁にこの校正をする必要はありません。完全な校正は6ヶ月毎に行えば十分ですが、窓がきれいに無傷のまま維持されていることが前提として非常に大切なことです。
サンプルを採取後Labo分析し、その値でスパン校正をする方法で、校正時間の短縮化が図れます。この場合センサーを移動する必要はありません。この校正法を月1回行うことを推奨します。
電子回路が非常に安定しているので、測定値のドリフトは実質的に生じません。上記頻度よりもっと頻繁に再校正しなければならないケースとしては、窓が汚れるか傷つくか、あるいはプロセスに大きな変化がある時だけです。
計測部7011Aとセンサー72・73・74は、SS濃度を測るのに透過光方式を用います。その方式のため、測定対象濃度が急変しやすいと、Royceが公表している精度保証値および再現性を損なうことがあります。ただし、ほとんどの用途において、Royce製SS計の精度と再現性は十分に信頼性があります。
SS濃度を測定するどんな光学的装置でも、実際の測定対象の代表的なサンプルを用いてスパン校正を行います。実験室でスパン校正用標準液を作って用いるのは、計測器にとって不正確の原因になりますので推奨できません。7011Aは内臓メモリを利用して、スパン校正を出来るだけ簡単に、正確に、ユニークな方法で行います。
本校正は2段階で行います。最初、計測部の"GRAB SAMPLE"機能を使って、実際の現場の測定値を計器のメモリに記憶させます。次に、計器のスパン校正時に計器に記憶させた測定値を呼び出し、現場サンプルのLabo分析値に合致するよう調整します。 |