<測定原理>  詳しくはこちら
装置は、超音波センサー(Model 25シリーズ)・中継箱(Model TR-25)・アナライザー(Model 2500シリーズ)により構成されます。また、沈澱ゾーンの濃度分布をグラフィックディスプレイに表示することができます。

センサーからパルス状に発信された超音波は、上澄層から水深方向に進み沈殿槽を通り抜けて沈澱池の底まで達します(注)。そして、各層を通過する間に浮遊物や沈殿物があれば、そこで反射されエコーとしてセンサーに戻ってきます。これらのエコーは沈澱の状態により反射強度(エコーの強さ)と反射時間(エコーの時間差)が異なりますので、受信器では反射強度と反射時間の異なるいろいろの組合せの反射エコーを受信することになります。
(注)底まで達しないこともありますが測定上問題はありません。

次に、これらの反射波は信号処理部で1パルス毎に分類され水深に添って整理されます。その結果、水面から底までの沈澱の断層分布をソフト的に作ることができます。
この断層分布の状態は計測部のLCDグラフィック表示器で表示されます。また、断層分布から最大境界面(上澄層と沈殿層の境界面)の位置を割り出し、これを水深としてLCD数値表示器で表示します。更に、プリンター(オプション)で断層分布図を作らせることができます。

代表的な沈澱池の断層分布と、本装置で計測した結果を図に示します。
<応用例>

−水処理プラントの沈澱池・汚泥濃縮槽
− リン工業 の固液分離タンク
− 生石灰工業
− 紙・パルプ工業
− アルミニューム工業
− 塩水タンク
− 各種スラリータンク
− 浄水場及び工業用水沈澱池
− プラスチックチップ洗浄タンク
  外観図
 
 
<特 徴>

1. 沈澱池の“水の中”を水深30mまで覗けます。
沈澱池内の沈澱ゾーンは常に動いています。当2500シリーズでは、この動きを短時間
(最短7.5秒毎)に解析して、界面の位置を割出し水深として表示し、同時に断層分布
がグラフィック表示されます。また、過去24時間の境界面の変動をワンタッチ
でグラフィック表示することができます。最大水深は30mです。

2. シンプル設計そしてメンテフリー運転
“ヨーヨー式”界面計はセンサーを上げ下するため複雑なサーポ機構やワイヤ巻上ドラ
ム機構が必要です。当2500シリーズではこのような複雑なメカ機構がありません。構
造は極めてシンプルです。また、構造がシンプルなだけでなく、自動感度調整や異常に
対する自己診断機能がついているため、設置・メンテナンスが容易です。設置時に調整
すれば再校正の必要はありません。センサーの汚れによる影響は全くありません。

3.自己診断機能
  感度不足・設定値未入力・機器動作異常・操作ミス等の異常を自己診断し警報を出しま
す。

4. センサー半固定
 “ヨーヨー式”界面計はスカムスキマーのある沈澱池には不向きです。
 当2500シリーズのセンサーはスイングアームに取付けられ半固定状態ですので、スカム
スキマーのある沈澱池でも使用できます。

5.安価
 “ヨーヨー式”に比べて構造が簡単のため安価です。

6.広い応用範囲
 当2500シリーズは水だけでなくあらゆる液体に対応できるように設計されています。
また、センサーも耐薬品用、高温用センサー(最大125℃)、が用意されています。
 
<仕 様>

測定方法:超音波式
測定範囲: 30m(最大水深)
不感帯 センサー下約30p
タンク底上約 6p
分解能: 測定レンジ(水深) 分解能
7m 3p
15m 6p
20m 9p
30m 12p
表 示: 界面位置 水深LCD表示。(単位はメー
トルまたはタンク深さに対する
パーセント表示)
断層分布 128×240LDCにグラフィック表示。
伝送方式: センサー/中断箱 最大 7m
中継箱/アナライザー 最大220m

外部出力: 界面位置信号 D.C4-20mA及びRS
232C、RS422/485
断層分布信号 RS232C
機器異常信号 無電圧接点出力
高/低警報信号 無電圧接点出力
(注)Model 2501Aは、4-20mA出力のみ

構造・材質: アナライザー FRP
中継部 FRP
センサー エボキシ樹脂
※アナライザー及び中継部は、NEMA4X(IP65)準拠

温度特性:0.1%/℃
周囲温度: 測定部 −30℃〜50℃
センサー −30〜80℃(標準)
−30〜125℃(標準)
外気温度:測定部  5〜100%RH
        但し、結露しないこと
電源:AC100V±10% 50/60Hz
外形寸法:計測部  約285(W)×230(H)×140(D)o

 
       PDFファイルを画面表示します。その画面から印刷を実行してください。